スタッフみやもとです。
先日高速道路会社で大規模なETCシステム
障害が発生しました。実際に渋滞に巻き込ま
れたり、後日送られてくるかもしれない通行
料金の請求書にドキドキしているという方も
おいでのことでしょう。
このニュースに接し「ああ、コンティンジェ
ンシープランが不十分だったんだ」と、ほと
んどの情報システム関係者は感じたはず。
コンティンジェンシーとは偶発や偶然、不慮
の事故などを指す言葉。あらゆる不具合を想
定して「転ばぬ先の杖をついておく」ことが
エンジニアはもちろん、社会インフラを司る
すべての人たちに求められるのです。
システム改修がうまく行かなかったとき、ど
う元の状態に戻すか。
元の状態に戻すことができない場合、どう代
替手段を講じるか。
代替手段を講じたときの影響を、どう最小限
に抑えるか。
そう、システムの運用だけでなく料金精算の
プロセスや人員配置など、ビジネスプロセス
全体を見渡した配慮が必要。
私たちBA(ビジネスアナリスト)も常に「も
しものこと」を心の片隅に置きながら職務に
当たらなければならないと、襟を正したエピ
ソードでした。
今週も張り切ってまいりましょう。