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Staff Blog [NM-0043] 上場企業とCSR。
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 ある企業さまから「CSRの在り方」につい てご相談をいただきました。担当の方自身は 企業の社会貢献に対して熱い義務感と思い入 れがおありのようです。 これ、個人経営や非上場企業、あるいはソー シャルビジネスを旨とした法人であれば、あ る程度の裁量が効くと思います。しかし上場 企業であればそうはいかない。 オーナーに一般投資家が含まれるからです。 よほど社会的責務を理解している株主さんな らともかく、多くの層はCSRを「顧客の開 拓やつなぎ止めのツール」程度にとらえてい るはず。 そうすると最低限のコストで実現することを 求められますから、おのずとできることは限 られてきますよね。 企業によってはこうした縛り... -
Staff Blog [NM-0042] アナログ調査にびっくり。
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 先日都内のターミナル駅で「紙カードの配布、 回収による顧客流動調査」の実施されたこと が話題になっていました。 改札口で紙のカードを受け取って、ホームの 階段付近で回収員に渡す手順だったそうです が、そのアナログに手法に驚く声も。これ、 カードの配布、回収だけでなく集計の手間も 発生しますよね。 もとより磁気カードやICカードの利用客は 日頃から発駅、着駅の情報をさらえているわ けで、調査の必要性という「そもそも論」に 発展してしまいそうです。 一方で道路の「交通量調査」は数年前からカ メラによる調査に移行し、数取り器でカチャ カチャやる時代はもうおしまい。 「毎年やってるから」「今年も予算がついた から」... -
Staff Blog [NM-0041] いまだに新札未対応。
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 先日都内東郊の自販機でドリンクを求めよう としたらいまだに新札未対応、新500円硬貨 未対応でした。おまけにお釣りは全部100円 玉で返され…。 おそらく自販機のオーナーさんも心苦しいの ではないかと思います。その一方でお札や硬 貨を識別するユニットも高価になってきてい ると聞きます。 可能であればこうした機器に課税して費用を プールしておき、お札や硬貨をモデルチェン ジした際に補助金で還元する、といった制度 を設けることはできないものでしょうか。 セキュリティレベルを改善しつつ、機器の価 格や交換コストの変化は一定のレベルにとど める。 中には「これを機会にキャッシュレスにして しまえ」といったご意見もあるでしょ... -
Staff Blog [NM-0040] ドタキャン対策を考える。
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 銀座の老舗和菓子店が、インバウンド客の無 断予約キャンセルに頭を悩ませていると報道 されています。 心情をお察ししますし、長く営業を継続して おいでなことに敬服しますが、ほかの老舗を 含め、いま一度「守るものと変えるもの」を 再整理するとよいかもな、と感じます。 昔からの製法は、変えずに守る。 決済手段は、大胆に変える。 店頭販売はこれまで通り、現金決済を残して もよいと思います。 一方で予約販売でキャンセルポリシーをしっ かり伝えないのは、海外の方には「ドタキャ ンしても差し支えない」と解釈されてしまい ます。 例えば予約販売を事前決済に限ったり、クレ ジットカード番号を控えるなりしておけばよ いでしょうし... -
Staff Blog [NM-0039] オンプレやばすぎ。
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 大手ビールメーカーのランサムウェア感染に 端を発する市場の混乱が続いていますが、他 にもオフィス用品や家庭雑貨を販売する企業 などで同様の問題が発生しているようです。 これらは上場会社であるにも関わらず、いま だにオンプレミスで情報システムを使い続け ていたという共通点が。2025年になってこの 状況は驚きです。 こうしたガラパゴス的な問題、経営層の危機 管理スキル不足はもちろんですが、株主の理 解のなさが根本原因なのではないかと感じて います。 システム更改にお金をかけるぐらいだったら 配当や株主優待に回してほしいという欲求は わかります。 しかしそうした発想が抱えるリスクについて、 どこまで理解しているかと... -
Staff Blog [NM-0038] 物流と一斉バーゲン
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 先日あるドラッグストアに入ったら棚卸しと 商品の入れ替えを実施していました。 愛用していたサプリメントの取り扱いが終了 したのは残念ですが、それより気になったの が入れ替え対象になる商品の多さ。 新規に取り扱いを開始する商品と販売終了と なる商品のプラスティックコンテナがあちこ ちに積み上げられていて歩くのに困るぐらい。 試しに同じチェーンの別店舗も覗いてみまし たが状況は同じ。こうなると配送業者さんも 特別体制を組まないといけません。 大手のチェーンさんですから商品交換のあと 一斉バーゲンを打ちたいのはわかります。 しかし物流業界の人材不足が深刻な昨今、こ れまでのやり方を見直してもよいのではない でしょ... -
Staff Blog [NM-0037] 交通権を保障すると
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 度重なる運賃値上げにも関わらず人材不足に 歯止めがかからず、公共交通の減便、撤退が 相次いでいます。 北海道に伺った際は都市圏を除いて鉄道が満 足に機能しておらず乗客がバス利用にシフト、 そのバスも減便で積み残しが発生し、乗客が 1時間以上待たされているのを目の当たりに しました。 厳冬期に通院している高齢者や持病をお持ち の方にはあまりに過酷な状況。 「公共交通は独立採算で」というこの国の考 え方、世界的に見ると少数派です。 もちろん公金を野放図に投入してよいという わけではありません。しかし必要なときに、 必要なところにアクセスできる「交通権」の 保障に配慮する国や地域が大半。 これ、単なる権利保障だけ... -
Staff Blog [NM-0036] 現金決済いいじゃない
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 円安の後押しもあって外国人観光客の来訪が 順調なようですね。 オーバーツーリズムなどの弊害も指摘されて いますが「外貨獲得」「ファン獲得」という 観点で貴重なお客さまであることも事実。 訪れる人によっては「先進国なのにこんなに 現金決済が残っている」と驚く向きも多いと 聞きます。 これ、2つの原因があるのではないでしょう か。 ひとつは日本が新しいテクノロジーに及び腰 の文化になってしまったこと。 もうひとつが個人情報の暴露に敏感なお国柄 であること。 前者は一歩ずつ解決していくととして、後者 は逆に外国人に啓蒙(けいもう)するぐらいの 心持ちでいてもよいのではと思います。 便利だけれど足のつく決済手段と、面倒... -
Staff Blog [NM-0035] ポピュリズムから対話へ
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 政権政党の総裁選挙が終わり、混乱しつつも やっと政治空白が解消に向かっています。 選挙制度にも改善の余地がありますが情報戦、 すなわち誤報、虚報、さまざまなネガティブ キャンペーンに手を打つ必要性をあらためて 感じた方も多いのではないでしょうか。 情報の受け手はセンセーショナルなもの、極 端なものに惹かれる傾向があります。 メディアはこれらを視聴率や発行部数稼ぎに 利用していますが、政治の世界ではいわゆる ポピュリズム、有権者の誘導手段として使わ れることが多い。 幅広く情報に触れるのはよいことですが、こ うした極端なものばかりに触れていると国論 が分断されるリスクがあります。 あいつは違う、こうあるべきだ... -
Staff Blog [NM-0034] 国勢調査とDX
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 あさって10月8日の期限に向け、国勢調査が 佳境に入っているようです。積極的に協力し たい方、罰則規定があるので仕方なくという 方、スルーしてしまう方、さまざまだと思い ます。 中でも気になるのがいまだに「個別訪問して 調査票を配る」というアナログな調査方法。 調査員も回答する方も面倒ですよね。 海外の状況を調べてみると各国とも5年から 10年間隔という間欠的なイベントのため、D Xは試行錯誤の途上といったところ。 ただ日本のように全戸訪問を前提にしている ところは見かけませんでした。 まずはオンラインで調査票を配布して回答を 求め、未回答だったりオンライン回答の難し い事情のあるお宅に個別に訪問する進め方が ...
