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Staff Blog [NM-0035] ポピュリズムから対話へ
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 政権政党の総裁選挙が終わり、混乱しつつも やっと政治空白が解消に向かっています。 選挙制度にも改善の余地がありますが情報戦、 すなわち誤報、虚報、さまざまなネガティブ キャンペーンに手を打つ必要性をあらためて 感じた方も多いのではないでしょうか。 情報の受け手はセンセーショナルなもの、極 端なものに惹かれる傾向があります。 メディアはこれらを視聴率や発行部数稼ぎに 利用していますが、政治の世界ではいわゆる ポピュリズム、有権者の誘導手段として使わ れることが多い。 幅広く情報に触れるのはよいことですが、こ うした極端なものばかりに触れていると国論 が分断されるリスクがあります。 あいつは違う、こうあるべきだ... -
Staff Blog [NM-0034] 国勢調査とDX
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 あさって10月8日の期限に向け、国勢調査が 佳境に入っているようです。積極的に協力し たい方、罰則規定があるので仕方なくという 方、スルーしてしまう方、さまざまだと思い ます。 中でも気になるのがいまだに「個別訪問して 調査票を配る」というアナログな調査方法。 調査員も回答する方も面倒ですよね。 海外の状況を調べてみると各国とも5年から 10年間隔という間欠的なイベントのため、D Xは試行錯誤の途上といったところ。 ただ日本のように全戸訪問を前提にしている ところは見かけませんでした。 まずはオンラインで調査票を配布して回答を 求め、未回答だったりオンライン回答の難し い事情のあるお宅に個別に訪問する進め方が ... -
Staff Blog [NM-0033] 災害仮設住宅を考える
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 またの名を「災害列島」と言われるわが国、 地震や水害、津波など大規模災害のため避難 を余儀なくされる方が例年おいでになります。 発災時に設けられる避難所ではテントやパー ティション、段ボールベッドや仮設トイレの 導入など改善が進んでいます。 その一方で仮設住宅。こちらも改善が進んで いますが設営から入居まで数か月かかること がしばしば。もちろんプレハブ工法でスピー ディーに施工できるよう工夫されてはいるの ですが。 ヨーロッパのある国ではトレーラーハウスを 導入しているそうです。 普段は公設の休暇村などに停めておいてバン ガロー代わりに提供、いざという時に全国か ら被災地に集結させる仕組み。 これだと被災地... -
Staff Blog [NM-0032] 予備校のこれから
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 ある大手予備校で「今年度は有名大学に何名 合格した」といった統計発表をやめることに したというニュースを耳にしました。 一時的な講習だけを受けたり、複数の予備校 を渡り歩いている生徒をカウントしたりとい う問題もあったのですがここ数年は学習方法 が多様化し、予備校の効果が定量的に測定し づらくなったという事情が大きいようです。 例えばいまの受験生、わからない問題があっ たらAIエンジンに聞いたりします。 するとAIエンジンは回答、解説だけでなく 類似の練習問題まで提示してくれる。 そうした予備校生が志望校に合格したとした ら、予備校の貢献度ってどのぐらいでしょう かね。 ひょっとすると予備校の在り方ががらり... -
Staff Blog [NM-0031] 作曲とアナログ楽器
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 昨年からですか、某公共放送の視聴者参加型 音楽番組のバックバンドがなくなり、いわゆ るカラオケになりました。 収入減の折、なるべく人件費を抑えたいのだ ろうと推測しますが公式には「アナログ楽器 で演奏できない曲が増えたため」と説明され ているようです。 これもまた事実で、PC(DTM)で作曲、リ リースされたものの中には運指や息継ぎの関 係でアナログ楽器で演奏できない作品も多い。 その一方でそうした曲にもヒット作があって、 アナログ楽器で演奏してみたいというファン もまた多い。 これ、もし歩み寄ろうという作曲家さんがい るのならAIでサポートできないものでしょ うか。 ここの音をこう変えると、アナログ楽器でも ... -
Staff Blog [NM-0030] 現場百回
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 私たちがサービスのメインに据えているビジ ネスアナリシス(BA)、日本でも少しずつ理 解が広がってきました。 ただ、まだ「コンサルタントがやるもの」、 「バーチャルでもできるもの」という意識が 強いように感じます。 もちろん聡明なコンサルタントは必要ですし、 さまざまなメディアが発達していますからオ ンラインでかなりのことができるのも事実。 その一方で、ビジネスの現場に足を運ばなけ ればわからないこともたくさんあります。 自動搬送機を使わなくても、場内に勾配を設 けて自然落下させるだけでよかった。 お部屋の空き状況を管理するシステムを開発 しなくても、ライブカメラで十分だった。 書類を運ぶのに屋外を経由してい... -
Staff Blog [NM-0029] バーチャル美術館はアリか
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 今日から9月、暦の上では「芸術の秋」のス タートです。私も今週末はソレ系の大学の学 園祭にお伺いする予定。 さて多くの施設で「バーチャル美術館」が開 設されるようになってきました。 利用者にとっては現地まで足を運ぶ必要がな く、多くの場合課金もされないので便利。 一方でやはり「実物を見なきゃ」という意見 も耳にするところ。 これ、リアル、バーチャル、両方の選択肢が あってよいのではないでしょうか。 まず利用者目線で考えてみましょう。いくら アートファンだからといって世界中の美術館 に足を運ぶのは難しい。バリアフリーの観点 からも実物に代わる観賞手段があるのはあり がたいことですよね。 次に施設関係者の目線で... -
Staff Blog [NM-0028] メタバースとバリアフリー
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 「メタバース」という言葉が普及し始めたの は2020年代になってからですが、はるか昔の 1980年代初頭から少しずつ培われてきた概念。 映画にCG(コンピュータグラフィクス)を用 いるにあたり、在宅で役割分担して制作した 素材をパソコン通信で集め、観客は映画館の スクリーンでバーチャルな世界に没頭する。 黎明期はそんな感じ。 通信はアナログ回線、連絡調整は電子メール とアナログ電話、完成したコンテンツもフィ ルムで供給と今では考えられない環境ですが、 それでもメリットはありました。 特に歩行が困難なデザイナーにとってはこの 「元祖在宅勤務」は朗報。中には高いクリエ イティビティを発揮する方もおいでですから、 制作会社... -
Staff Blog [NM-0027] 転売ヤーとフードバンク
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 あるハンバーガーチェーンで、ノベルティと して配布したトレーディングカードの転売が 相次いでいると報道されていますね。 もちろん転売ヤーと言われる人たちの存在も よろしくないのですが、カードだけ持ち帰っ てフードやドリンクを捨ててしまう、フード ロスも大問題。 1人あたりの購入数量を限定するなどのアイ ディアもよいのですが、いっそのことフード バンク向けのクーポンに引き換えられるよう にしてはどうかと、個人的に感じます。 カードの購入が目的でフードやドリンクを食 べない人は店頭で寄付先を選ぶことができる。 もちろんハンバーガーショップに一任しても よい。 ハンバーガーショップはその分をクーポンと して、フー... -
Staff Blog [NM-0026] 分散休暇の後押し
Photo: PhotoAC スタッフみやもとです。 先週からお盆休みに入っているという方も多 いことでしょう。休暇期間が長いと帰省ラッ シュも分散傾向。遊戯施設や宿泊施設からも 歓迎されるはず。 その一方でみんなが休暇に入ってしまうと経 済活動や行政サービスが滞るのを心配する向 きも。 こうした問題を軽減し、分散休暇を後押しす るのにDXもまた、役に立っていますよね。 今どきオフィスに戻らないと仕事の進み具合 がわからないという職場はむしろ少数派。 出先や休暇中でも折に触れてメールチェック をしたり、必要最小限のホウレンソウ(報告、 連絡、相談)ができるようになっているという 方が多いのではないでしょうか。 これから先、さまざまな自動化、オンライン 化が進んで...